「名選手、名監督にあらず！」
スポーツ界では良くいわれますが
ビジネス界ではどうでしょう？
考えさせられるエピソードがありました
気になる方はぜひ読んでみて下さい！
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専門職とマネジメント職
「生涯研究者でありエンジニアでありたい」
2002年にノーベル賞を受賞した
田中耕一さんのコメントです
昨日のドラッカー読書会で
専門職とマネジメントの話題になり
田中さんの話になりました
田中さんは島津製作所に勤める
サラリーマン研修員でしたが
突然のノーベル賞受賞で
苦悩があったようです
受賞後にメディアで騒がれましたが
スパッとメディアから姿を消して
研究者に戻り
周りからのサインや握手の要求にも
一切応じなかったそうです
職場からもマネジメント職へ
オファーがあったようですが
固辞して研究者として在り続けて
現在も島津製作所質量分析所の
所長となってますが
エグゼクティブ・リサーチフェローとして
研究に携わっているそうです
トッププレイヤー、名管理職にあらず
「専門職として仕事はできるのですが
部下との関係性が上手く行かない
管理職に困っています」
最近あった相談です
田中耕一さんの話を聞いて
思い出しました
一般的な企業では
仕事に長けた人が出世して
管理職に就くことが多いと思います
以前の職場でもそうでした
部下に目標を持ってもらい
役割を与えて
仕事を任せている風に見えるが
実は管理職自身が
全面に出て活躍して
業績を伸ばして
社内で目立ちます
一方、部下と事前に
作業計画を合意して
期日とお互いの役割を
明確にして
日々進捗を確認して
必要なら指導するが
実行はまかせて業績を上げる
こんな有能な管理職は
社内では目立ちません
どちらの部下が成長するかも
ハッキリしています
経営者の方は
見極める目が必要ですね
プレイヤーや専門職として
優秀な職員を管理職にする場合
管理職はこれまでとは
全く違う職能が必要だと
理解する必要があります
それが管理職研修の目的です
これまでは自分の
スキル知識、意欲で
業績をあげて
個人目標を達成しましたが
管理職は他人のスキル知識、意欲を
マネジメントして
組織目標を達成します
キャリアを考える時は
この違いの理解と
自分の特性を見極める事が大事ですね
上司は選択肢を示すことも
必要だと思います
島津製作所の田中さんは
マネジメントよりも
研究者としての道を極めました
テレビ局のアナウンサーも典型的です
テレビ画面に出るのは
若いうちだけ
年をとると管理業務に
就くようです
アナウンサーとして継続する人は
フリーのアナウンサーとして
独立するようです
「名選手、名監督にあらず」
ビジネス界では
「トッププレイヤー、名管理職にあらず」
最後まで読んで頂き
ありがとうございました
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